2012-11-10

002_伝統工芸展

仙台三越にて開催中(11/9-11/14)の 日本伝統工芸展を
みてきました。



会場の入り口で頂いた 伝統工芸品の用語解説リスト。
「陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸」 と大きく分けられ、
それぞれの工芸で、さらに沢山の技法の解説が続いていました。

大まかに分けても 工芸ってこんなに種類があるのかー!
と、すこーし たじろぎつつ、感激しつつ、
(工芸品に疎いわたくし、) 陶芸に詳しいお客さんの解説を小耳にはさみつつ
作品に うっとりしたり衝撃を受けたりしてきました。

お茶碗の図録を見たり
BSの美術番組を見て
作品の雰囲気だけ味わって満足していた私ですが、
やはり本物を目の前にすると
気迫さえ感じられてぐぐっと 我を忘れそうな…
すこしオーバーですが、作品に体ごと吸い込まれてしまいそうな気持ちになりました。
器ひとつとっても、柔らかい表情や鋭い表情が感じられ…。

骨董品を扱った漫画に、
主人公が目をひんむきながら 「(ぐぬぬ…この器が…ほ、欲しい…!)」
というような 台詞を言うシーンがあるのですが、
今までは 「いや、器ひとつでそんな表情にはならないでしょ」と、思っていましたが、
実物を前に 私もそんな表情をしていたかもしれません。

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フラクタル図形のような模様があしらわれた器や、
鯰や蟻がモチーフの作品があり…
伝統工芸=パターンが決まっている
という私の勝手なイメージがガラッと変わりました。

ちなみに私が気に入った作品は…
青白磁の鉢と、雪の模様の青白磁平鉢です
画像が見当たらず載せることができないのが残念ですが
ぜひ本物を見に行ってみてはいかがでしょうか。
11/14までです。

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文章が長くなってしまいましたが、
「見て、触って、そしてできることなら使ってみたいなぁ」
「実物を見るに限るなぁ」
という言わずもがな な一言でしめます。

3 件のコメント:

  1. こんにちわ~、澤口です。

    骨董品を扱った漫画と聞いてなんとなく「へうげもの」がうかびました笑

    お茶碗や茶器って、見た目の素晴らしさはモチロン、感触、重み、使い心地なんかが重要な要素になってきますよね。それが美術品として、工芸品が絵などと大きく違う面白い点かなーって思います。当たり前ですけどね笑

    自分も触覚、感触について研究している最中なので、思わず触りたくなる工芸品にすごく興味がわきました!

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  2. >>澤口さん コメントありがとうございます!
    まさしく「へうげもの」をイメージして書きました
    まだきちんと読めていないので、これから読んでいこうと思います!

    触感、触覚に関する研究、とても興味深いです。
    見た目が重々しいのに、持ってみると以外と軽かったり、
    手になじんだり、持ちにくかったり…使い心地と見た目にギャップがあると楽しいです。実際に工芸品を使わせていただく機会があるので、これからは感触も意識しながら使ってみようと思います!

    (ちなみに、私は犬好きなので「温かくもふもふした感触」が好きです 笑)

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  3. (↑触覚じゃなくて"感触"でした…失礼しました)

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