2013-06-03

011_ハリネズミの法則(仮)

そもそもなんで「見立」に惹かれたのか、
その理由は…また次回。


ですが、大学入学当初 「興味あるデザインって何?」
と聞かれたときに「OOH広告!(←見立てに関わる屋外広告)」と答えていたので、
軸はずっと同じだったのかなーと。

ちなみに、「OOH広告」という言葉を知ったのは、
宮城大のオープンキャンパスで頂いた
学生の卒業研究概要をまとめた冊子を見てから、です。
(もっと言うとマイチゼミの先輩の研究だったのです…!)
OOH広告についてもまた次回。

さて、これからブログで紹介しながら「見立」について整理していくのですが、
実を言うと大まかなテーマとして「見立」を考えてはいるものの
ざっくりとしたテーマすぎるため、表現が何になるかはまだぼんやりとしていて…
うーん、制作自体をオムニバスにすることも視野に入れています。

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今回はハリネズミに関する見立てを紹介します。
ハリネズミの針部分が彼らの個性なので、グッズ化しやすいようです。


▼ヘッドスパ、フットケアグッズになったハリネズミ…(リンクはクリックして飛ぶようになっています)
見立度は低く…単に「模った(かたどった)」もの。でもかわいい。

▼針ねずみ(見立度30%)
そのまんま「針」なので、見立度0%にしたいところですが、
針を差さなければ「ネズミの置き物」になってしまう感じがするので30%






















▼金おろしねずみ(ちょっとアルマジロっぽい)
こちらは 見立度50%
針の痛そうな感じが表現されています、が、長いはずの針が
金おろしという別のモノにすり替わってきています。



▼クリップホルダーネズミ、テーブルブラシ 見立度100%




クリップとブラシ部分が無ければ、ハリネズミとは分からない
謎の生き物グッズですねー。

▼また、元々の「針(チクチク・トゲトゲ・鋭利)」の部分を、
針とは違う性質を持ったモノ(丸っこい、軟らかい)に置き換えることで、
グッと「見立度」が上がっている気がします。

▼極限まで抽象化するから見立てが際立つ?
「違和感、後付け感を感じる、または強烈な個性」の部分を、
クリップホルダーやブラシといった「本来の性質とは違う」機能で誇張することで
道具やデザインを、より魅力的に見せているのでしょうか…
(そのへんは本やデータ収集で解明していきます…!)
「見立」にも色々な種類がありそうなので、今回取り上げた見立については
「ハリネズミの法則(仮)」とします。矛盾してる部分もあるけど。


(見立度の尺度は完全に私基準なので、気にしないでくださいね!
情報収集を進めていく中で、今の考えが変わっていくこともありますが、
ログとして記事は残しておきます。)

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